シーメット株式会社からのお知らせをご案内します。

世界最高速・砂型積層造形装置3Dプリンター 「Sand Casting Meister SCM-1800」を販売開始

シーメット株式会社(親会社:ナブテスコ株式会社、代表取締役社長:上野高邦)は、既に販売開始し好評を得ております国産初砂型積層造形装置「Sand Casting Meister SCM-800」に加え、世界のモノづくり市場で戦う「日本の鋳造業界のニーズ」と「量産利用」を視野に入れた世界最高速の大型積層造形装置「Sand Casting Meister SCM-1800」の販売を開始致します。

本製品は2013年度より始まったTRAFAM(技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構)*1と、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)との、共同プロジェクト*2により、国内の各業界専門家の知識を集結し、「対象市場の欲しい」を形にした装置となっています。

*1 TRAFAM:技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構(TRAFAM)世界最高水準の純国産産業用3Dプリンタの開発を目的として2014年4月に設立された
 技術研究組合で、組合員は装置開発、材料開発、実証・評価を担当する企業および大学等で構成。

*2 共同プロジェクト: NEDOとTRAFAMの共同プロジェクト。
 次世代型産業用3Dプリンタの造形技術開発・実用化事業(2017年度~2018年度)
 2014~2016年度までは経済産業省事業「次世代型産業用三次元造形システム技術開発」として実施。

 

新製品の特徴

新製品「SCM-1800」は、世界最速の砂型積層造形装置です。「SCM-800」と比べ約10倍の造形速度を実現しました。

また、造形スペースは幅1,800×奥行1,000×高さ750mmと大型の砂型造形に対応し、1回の造形で全く異なる多品種の製品を一括造形することが可能になりました。

主型から中子まで全て造形が出来、従来工法で“製作困難な中子”及び“主型と中子の一体型”を造形することも可能です。更に、木型製作コスト及び製作時間を大幅に削減することも図れます。砂型3Dプリンタの活用で鋳造品の試作検証、鋳造法案等の設計自由度の拡大、開発プロセスの加速を実現しました。単品だけでなく、少量~量産生産の短納期化に貢献します。現在、3Dプリンタを利用した鋳造用砂型市場は、試作から少量多品種を経て量産利用を目指した検討が進んでおります。

砂型3DプリンタSCM-1800ではリサイクル可能な乾式のCCSを採用。従来工法では造形できなかった複雑形状中子等を造形可能にし、熟練技術等が無くても高融点金属の鋳造を可能にしました。砂型3Dプリンタは短期間かつ高精度という利便性の高さから、今後更なる市場拡大が見込まれています。

 

SCM-1800仕様

製品名 Sand Casting Meister 「SCM-1800」*1
造形方式 インクジェットヘッドによるバインダジェット方式
販売先・市場 産業機械、自動車、重工業、鋳造
造形スペース 幅1,800×奥行き1,000×高さ750mm
適応材料 CCS / 専用バインダー *2
積層ピッチ 0.28mm
受注開始日 2018年5月7日

 

*1 SCM-1800標準システムには、砂除去装置、砂分離機、掃除機、砂サイロ、エアコンプレッサー、輸送費(条件有)、

   据付調整費、トレーニング費用、メーカー保証が含まれます。

*2 CCS/バインダ共に*群栄化学工業㈱がTRAFAM成果として開発した新材料。

   未硬化砂の再利用、砂落し性の向上、砂種多様化を可能にした全く新しい技術。

*3 CCSの骨材は㈱伊藤忠セラテックのセラビーズXです。

Sand Casting Meister SCM-1800

*外観・仕様に関しては予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。

【用語解説】

CCS: 硬化触媒を高耐熱性・低熱膨張人工砂にコーティングした積層造形用人工砂

専用バインダ:有害ガス発生を抑制し、崩壊性も考慮したフラン系耐熱有機バインダ

 

 

 

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